よしおくんの日記帳

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「炎天下の幸せ」

      炎天下で仕事をするのが好きである。
      
      若いうちから、帽子もかぶらず、上半身裸のスタイルは今も変わらない。
      オゾン層がどうの、紫外線がどうのと言われる時代にあって、この格好は子供に
      真似させる訳にはいかないが、帽子やシャツは汗の体にまとわりついて、どうもう
      っとおしいのである。

      真夏の太陽は暴君である。
      その暴君の直情を受けとめながら、肌の焼ける音をきくのが好きだと言えば、「ア
      ホか」と言われそうだが、炎天下は一種独特の雰囲気があって、人を誘惑し鼓舞
      させる力をもつ。

      高校球児の甲子園でも、春より夏の方が詩情がありドラマチックである。
      灼熱と対峙できる生命力の輝きを全身で表現するのが夏の甲子園であり、我が
      夏の畑仕事である。

      只太陽だけが照りつける静寂の中で、黙々と作業を続けるその風景に人生の物
      語りを感じて私は遊んでいる。

      その愛すべき夏が今年は長引いた梅雨のせいで、秋風と一緒にやってきた。

      やはり夏は夏であって欲しい。
      スイカは豊作だったが、冷えたスイカが「うまい」と感じるようになったのは、ようや
      くスイカも盛りを過ぎた盆に入ってからである。

      私みたいに長年百姓してきた人間は、自然のリズムと共にあるので、それをはぐ
      らかされてしまうと行き場を失い、消化不良になってしまうのである。

      季節が季節らしくあることを有難く思う。
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by kumanodeainosato | 2009-08-21 17:26 | よしおくんの農

「ノンアルコールビール」

      キリンがアルコールゼロのノンアルコールビールを出した。
      これはなかなかのもので、これまで飲んだノンアルコールものよりずっと旨い。
      本物のビールの感触があるのである。

      「旨い」を連発すると、佐代が隣で、そりゃアミノ酸のせいだといって艶消しなことを
      言う。
      あるいはそうかもしれないが、私にとっては「キリンさんありがとう」だ。

      十六歳よりアルコールとつき合い出し、二十歳ぐらいからは親友となってしまい、
      ビールとのつき合いも随分続いた。
      四十の半ばぐらいからアルコールを飲むと時として、心臓痛に襲われるようになる
      が、「えい、ままよ」と飲み続けた。
      
      しかし、五十半ばでついに飲めなくなり、生命とお別れする前にアルコールと涙の
      お別れということになったが、既に時遅し、六十歳になる直前、心筋梗塞で倒れた。

      アルコールと親友づき合いしている頃は、「酒なくて、何ぞ人生」などと思っていた
      が、アルコール御法度になると、憧憬の思い募ると思いきや、さにあらず、「酒など
      なくて、よき人生」と思えるようになった。

      私のこの御法度主義の性格、常々神に感謝している。

      それなのに、何でまたノンアルコールビールにまでと思うが、アルコールではなく、
      あのビールの味が忘れられず、宴席やら、夏の夕刻には時々お世話になっている
      のである。

      今までのノンアルコールビールは、ノンと言いながら、通常のビールの十分の一ぐ
      らいのアルコールが含まれており、味は水っぽく、ようやくビールもどきといった所
      なのだ。
      ところが、このキリンのゼロパーセントは、鳴り物入りで発売されただけあって、よ
      くぞここまでこぎつけたなあという感が深い。
      
      アルコールが入ってないので酔うことはないが、本物のビールを飲んでいるような
      気になり、胃が少し熱くなったなという気がして、もはや偽物も本物も変わらない。

      格別酔った感じがしないのは、ノンアルコールのせいではなく、酒に強くなったんだ
      と思えば、身体が爽やかなまま苦もなく酒宴に参加できる。

      つい先頃ノンアルコールビールがなくて、代替にわずかコップ一杯本物のビールを
      飲んだが、もはや身体がアルコールを受けつけず、こんなまずいものよく飲んでい
      たなと思った次第である。
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by kumanodeainosato | 2009-08-21 16:20 | よしおくんの食